スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Comment (-)

『福島県内の子供に甲状腺がん』というショッキングなニュース。 でも、どれだけの人が甲状腺がんについて知っているのだろう。

『福島県内の子供に甲状腺がん』というショッキングなニュース。

でも、どれだけの人が甲状腺がんについて知っているのだろう。

以下、甲状腺がんの特徴について。(抜粋)

------------------------------------------------------------------

まず甲状腺癌は4つのタイプがあります。
その中で放射線被爆により生ずる癌は全て乳頭癌と呼ばれる癌です。
ここではこの甲状腺乳頭癌に絞って話をしたいと思います。
この甲状腺乳頭癌の特徴を以下に列挙します。
 ・好発年齢は30-50歳
 ・全ての癌の中で最も生命予後が良く、10年生存率が95%
 ・最も成長の遅い癌であり、年間の増大率は1.3ミリ。 特に5ミリ以下の微小癌はほとんど増大しない。 ただし20ミリ以上の癌になると年間4ミリ増大する。
 ・年齢が若いほど予後が良い
 ・5センチ未満で転移や浸潤(周囲に染み出すこと)がなければ予後が良い
 ・小児で発見されることは少なく通常は100万人に1人

 この乳頭癌は非常に変わっています。それが癌でありながらこの生存率の高さです。甲状腺癌は通常しこりを触れて初めて気付くような癌なので微小癌で見つかることは稀です。

 発見時にリンパ節転移があることも珍しくなく、それでいながらこの生存率は他の癌では考えられないことです。

 そしてこの成長の遅さも特筆すべきものです。好発年齢が30−50歳ということは未成年時代に発生した癌が年間1.3ミリ程度のゆっくりとした増大の結果、30歳以降にしこりとして認識され診断されるということがあってもなんら不思議ではないのです。しかしこれまで未成年の健常人に甲状腺エコーをするという事はほとんどされていなかったためどの時点で癌が発生したという事が全くわかっていないのです。ですから今回の福島県の甲状腺の検診と同様の詳細なエコー検診を遠く離れた他県でも行うという方針となっているのです。まだ本格的にスタートしていないため比較する他県のデータはありません。ですから福島県で見つかった微小癌、あるいはそれを疑う結節を直ちに放射線被爆によるものと断定するのは科学的にはあまりにも根拠がなく早計なのです。

 そしてもう一つこの癌の変わった点が若いほど予後が良いという点です。通常、癌は若いほど進行が速いというイメージがあると思いますが、この癌に関してだけはそれが当てはまりません。



【以下 全文:facebook 福島県/いわき市放射線情報 Radioactivity and Radiation in FUKUSHIMA / IWAKI より】

リンク先 http://www.facebook.com/iwakiradiation

*********************************************************************
匿名で申し訳ありませんが、いわき市内の医師のコメントを紹介します。
--------------
甲状腺癌について

 福島県の未成年者を対象に行われている世界初の甲状腺の詳細な検診で甲状腺癌が3人、疑いが7人という衝撃的なニュースが流れています。

 チェルノブイリの再来であるという論調でこれまで福島県の子供は全員避難すべきだと主張していた方々のより強い口調の非難と警告がネット上に氾濫しています。

 そして一時は報じたマスコミがあまり論調を強めて来ないことに対して何かそれを隠そうとする電力会社や政府の力が働いているのではないかと勘ぐるような声も聞こえます。

 福島県の甲状腺の検診を担当している医師からのコメントも少なく、マスコミを通じて流れてくるコメントは”チェルノブイリでは4−5年経ってからはじめて癌が見つかっているから今がんが見つかるということは直接被爆とは関係のないものだ”といった内容のもので、当然ながらそのコメントに納得する人は少なく、その不安を口にする福島県に住むお母さん方の困惑した表情がテレビに映し出されています。

 では本当はどうなのでしょうか?中立的な立場で情報を載せたいと思います。

 私見も多少は述べますが、ここでは主に原発事故以前に日本での甲状腺癌のデータ集積により得られた私情の入らない知見を書きたいと思います。

 これを読んだ方がこの内容を踏まえて正しく判断することの手助けになれば嬉しいです。

 そして念を押しますが、私は福島県内で誰よりも守らなければならない大切な娘と自分の判断で一緒に住んでいるあくまで中立的な医師ですので感情的な批判は控えていただければと思います。

 まず、物事を論じるにはその論じる対象について知らなければなりません。その対象である甲状腺癌は他の癌と違う性質を持つ特殊な癌と言えます。

 この特殊性を知らずに論じてしまうと大きな間違いが生じてしまいますのでよく読んでいただければと思います。

まず甲状腺癌は4つのタイプがあります。
その中で放射線被爆により生ずる癌は全て乳頭癌と呼ばれる癌です。
ここではこの甲状腺乳頭癌に絞って話をしたいと思います。
この甲状腺乳頭癌の特徴を以下に列挙します。
 ・好発年齢は30-50歳
 ・全ての癌の中で最も生命予後が良く、10年生存率が95%
 ・最も成長の遅い癌であり、年間の増大率は1.3ミリ。 特に5ミリ以下の微小癌はほとんど増大しない。 ただし20ミリ以上の癌になると年間4ミリ増大する。
 ・年齢が若いほど予後が良い
 ・5センチ未満で転移や浸潤(周囲に染み出すこと)がなければ予後が良い
 ・小児で発見されることは少なく通常は100万人に1人

 この乳頭癌は非常に変わっています。それが癌でありながらこの生存率の高さです。甲状腺癌は通常しこりを触れて初めて気付くような癌なので微小癌で見つかることは稀です。

 発見時にリンパ節転移があることも珍しくなく、それでいながらこの生存率は他の癌では考えられないことです。

 そしてこの成長の遅さも特筆すべきものです。好発年齢が30−50歳ということは未成年時代に発生した癌が年間1.3ミリ程度のゆっくりとした増大の結果、30歳以降にしこりとして認識され診断されるということがあってもなんら不思議ではないのです。しかしこれまで未成年の健常人に甲状腺エコーをするという事はほとんどされていなかったためどの時点で癌が発生したという事が全くわかっていないのです。ですから今回の福島県の甲状腺の検診と同様の詳細なエコー検診を遠く離れた他県でも行うという方針となっているのです。まだ本格的にスタートしていないため比較する他県のデータはありません。ですから福島県で見つかった微小癌、あるいはそれを疑う結節を直ちに放射線被爆によるものと断定するのは科学的にはあまりにも根拠がなく早計なのです。

 そしてもう一つこの癌の変わった点が若いほど予後が良いという点です。通常、癌は若いほど進行が速いというイメージがあると思いますが、この癌に関してだけはそれが当てはまりません。

 そしてさらにリンパ節転移などがあっても予後には関係がないという変わった性質があります。手術で取り残したリンパ節転移を放置していても生涯無害で経過することが稀ならず起こりうる癌です。ちなみにチェルノブイリの甲状腺乳頭癌患者の生存率は99.8%で、亡くなった方も初期の未熟な甲状腺全摘術により呼吸に大切な神経の損傷(両側反回神経損傷)などによる二次的な原因が多いとのことです。次の世代の親として通常の生活を営んでいる患者も多く、少なくとも福島の子供の未来は奪われたというような不安を煽る情報は流すべきではありません。

次に福島とチェルノブイリの状況の違いを書きたいと思います。

・チェルノブイリでの甲状腺癌患者の被爆時の年齢は0-5歳 福島で発生した甲状腺癌(含疑い)発症平均年齢は15歳
・チェルノブイリは火災なので持続的に放射性ヨードが放出されたが福島は爆発なので持続的放出ではない
・チェルノブイリはヨード不足の地域のため甲状腺にヨードが取り込まれないが日本はヨードが満ち足りている地域である
・チェルノブイリは持続的に汚染牧草を食べた牛の汚染ミルクなど持続的な放射性ヨードの経口摂取があったが日本はない。
・環境中の放出放射線量はチェルノブイリは福島の7倍

ここで特に述べたいのは発症年齢の違いです。

発症年齢から考えてチェルノブイリの場合、放射線感受性の高い幼児期に被爆したことが関わっていると素直に理解できますが、福島の場合はそれとは明らかに違います。

被爆によるものであれば幼稚園生〜小学校低学年の子供に生じるはずです。

その他のことに関してはこれまでもよく言われている事ですが、個人的にも全く状況は異なると思っています。

最後に甲状腺癌が増えるリスクについてこれまでの知見を紹介します。

 被爆による甲状腺癌発症のリスク 
・19歳以下の大量被曝(100mSV以上)
広島のデータでは
1000mSV(1SV)の被曝で 10歳未満の子供が10倍のリスク 
10代の子供で4.5倍のリスク
20歳以上でリスク無し

最後に
 医師や科学者という肩書きを持つ人で全く客観的な考察のないまま不安を煽る発言をしている事をしばしば目にします。

 そして往々にしてそのような発言がより正義感を持った正しい考え方の様に伝えられ、ネットを通じてあっという間に拡がっていきます。

 私の書いたことは非常に客観的なものと思っていますが、このような内容のものは往々にして東電や原発を動かしたい政府側の敵と見なされるような人物によるものとして猛烈な非難を浴びる可能性があります。医師の発言がめっきり少なくなっているのもそういった恐怖があるからだと推測していますし自分も実際にそういった恐怖心があります。当たらず障らずにいるのが楽です。

 しかしあまりにも過去の医学知見が無視された煽りの発言が多く発言することにしました。

どうかこの書き込みで客観的な判断の一助にして頂くことを望みます。
関連記事
スポンサーサイト

管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。