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卵とキャベツの放射線検査をした

2011.6.24

我が農園の卵とキャベツの放射線量検査の結果が出た。

両方とも、放射性ヨウ素、放射性セシウム共に不検出。

 本当に良かった。私たちを応援して野菜や卵を食べ続けてくれた方々にも報告できる。

 今の私たちにとってものすごく高い検査料金(一つの検体につき15000円)だったけれど、データがあると自分の方向を決めるのにかなり役立つ。その点も良かった。

 この結果を持って、幼稚園に行き、友人達に報告した。市場に出ている野菜は食べているという友人も、関東以北のものはなんとなく怖くて食べられないという友人も、みんな喜んでくれた。中には自分のことのように喜んで泣きだす友人も。みんな不安なのだ。だから、今回の吉報を心から喜んでくれた。

 検査に出す前から、私は不検出だろうと思っていた。流山市が検査している野菜は最近ずっと不検出だし、卵は全国でも出ていない。国、県、市の報告を疑う人が多いので、市の結果と同じだったよと伝えたかった。土壌汚染度が同じ幼稚園の畑の野菜も大丈夫だよと伝えたかった。

でも、不安な人は、やっぱり不安みたい。一つ一つ検査結果が見えていないとダメなようだ。

その後、放射能汚染が怖いからと農園の卵の購入をストップした友人宅へ最後の領収書を渡すために出かけた。

彼らとはながーーーーい付き合いで、いつもいつも私たちを応援してくれていた。イベントがあれば多くの友人を誘って参加してくれたし、卵が余ってどうしようもない時は、近所の人を集めて売ってくれたこともあった。

友人が卵の購入をやめたいと伝えに来た時、やはりショックだった。でも、いつか来ると思っていた。旦那さんがとにかく心配していて、カウンターを購入し様々な場所を計測していたからだ。

卵も、野菜も、汚染されているかわからないものは口にしたくないからということだった。関東、東北は汚染されているから、九州や海外の物を購入すると言っていた。

それを伝える友人はとても辛そうだった。悪いのは放射能なのだ。だけど、そのせいで友人である私たちの野菜や卵を否定しなければならないのだから。

それを聞いた主人は烈火のごとく怒った。あいつらは風評被害の元だ!と。

私はそれがとっても辛かった。なんで、争わなくてはならないのか。怒りを向ける相手が違う。放射線というよく分からないもののせいで、今まで築いてきた友人との関係が崩れていく・・・

領収書を届けるというのは、いいわけで、本当は疎遠になっていた友人と話がしたかった。放射能検査の結果を知らせ、それでも、関東の野菜は食べたくないのか、どうして食べたくないのか聞きたかったのだ。


彼女が不安に思っていることについて、一つ一つ質問した。

「関東の野菜は汚染されている可能性が高いから子供に食べさせられない。スーパーではどのくらい汚染されているか表示されていないから」
「埼玉のも?」
「うん」
「神奈川のも?」
「うん」
「じゃあ、埼玉や神奈川の野菜の放射能検査結果を観たの?」
「どこを調べればいいかわからないし、そんな時間はない」
「わからなければ、市役所に聞けばいいんじゃない?」
「子育てしているお母さんたちにそんな余裕はない」
「でも、わざわざ大阪や九州から野菜を取り寄せるためにネットなどで調べる時間はあるんでしょ?」
「・・・」
「関東の野菜が本当に危険か調べる時間はあるんじゃないの?データは今どの県も出しているよ。」
「関東の野菜が危険じゃない場合もあることを考えつかなかった。空間線量が高いから、絶対汚染されていると思っていた。ただ、ある農家の野菜が大丈夫でも、他の場所は信じられない。放射線が出たら困るからと測らない農家もいるというし、今の基準は昔より高く設定されていておかしいから。」


2時間近く話してわかったのは、

・政府や東電の発表がコロコロ変わって、色々なことが信じられない。

・空間線量が高ければ、土壌汚染もひどく、そこにある野菜は全て汚染されていると思い、汚染されていないだろう関西や九州のものを求めてしまう。

・関東・東北地方は汚染されているから、わざわざ野菜の放射線量検査の結果を調べることはしない(たとえ、市や県のホームページに結果が公表されていても、調べようという発想さえない。)


色々話た結果、友人は関東の野菜の放射線量検査結果を調べてみると言っていた。それでも不安だったら、しょうがないと思う。だって、不安なまま食べてもらっても身にならないだろうから。

それを主人に話したら、「調べもしないで関東の野菜は危険だなんて言うなんて、ふざけるな!こっちはどんなに苦しい思いをしているか」と大爆発。

違うと思うよ。怒る相手が。

元凶は、原発であり、放射線というよく分からないものであり、人々を不安にさせる言い方をしている政府や東電の説明。

みんな、何かを守ろうと必死。そしてとても苦しんでいる。

私たち農家は農業を守ろうとし、お母さんは子供を守ろうとする中で、お互いを知ろうと努力せずに、対立ばかりしてしまう。そこからは何も生まれない。

私たち生産者は、消費者がどうして不安なのか知らなくてはならないし、消費者はなんとなく不安ではなく、数値を知ったうえで選んでほしいと思う。

そうじゃないと、関東、東北の農家は、つぶれていくよ。
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1:以前にレインボーファミリーに書き込みさせていただきました

はじめまして、以前、レインボーファミリーのブログのほうに書き込みをさせていただきましたにゃぎーと申します。
0.3マイクロシーベルトのところで農業をしていらっしゃることを知らずに土壌調査を行ったら?とコメントしてしまったのですが
流石に野菜にセシウムが移行しないのに土壌から高い数値が出たら風評被害に会いますね。。。
コメントを管理者だけに表示を許可するだけにしていましたが傷ついていましたら申し訳ないです。

野菜の検査で購入者などからお金を取るのもいいかと思いますが
機材自体、20Bq/kg以上検出出来るものであれば300万円で購入できるそうです。
私も購入を考えていたのですが家庭菜園レベルで購入するのはやはり金額的に問題があります。

風評被害がある県では近隣の農家で1台購入して検査をしているところもあるそうです。
毎回検査機関にお願いするよりも金銭的に負担がないかと思います。

2011.08.01 22:32 にゃぎー #CBGiEf.2 URL[EDIT]
4:No title

にゃぎー様
コメントありがとうございます。

検査機器購入は・・・、今のところ考えていません。近隣の農家の意識がある程度揃っていたら可能かもしれませんが、この辺りでは難しい気がします。
流山市で機器を購入して検査を始めるそうです。有料・無料・優先順位など詳しいことはわかりませんが、環境はよくなると思います。

宮城県に住む友人は、検査をする会社を立ち上げようと動いているようです。検査機関が増えてきたら、費用ももっと下がるかもしれませんね。

2011.08.04 21:53 レインボーファミリー #- URL[EDIT]

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